2017年6月20日火曜日
6月20日(火)情けは人の為ならず...
おはようございます、船長のチャーリーです。
昨晩は、月曜日にもかかわらず、大変多くのお客様のご来店
誠にありがとうございました。
一人営業のパワープレー状態でしたが、誰一人お客様をお断り
することなく、カウンター席が2回転。
当日仕入れた魚も完売状態...月曜日なのに...
でも、もしかするとこれは...
昨日の午後、近くのスーパーマーケットのエスカレーターの入り口に一人の老婆が
たたずんでいました。歳は80~90前後でしょうか。背骨も大きく曲がり、
身長は小学生低学年程度。
私の前を行く女性がエスカレーターに乗り、私も彼女の後を続きました。
ふとその老婆を横目にしたとき、多くの荷物を持っていました。
エスカレーターに乗った私は、振り返りその老婆を見ました。
一瞬ためらいましたが、私はエスカレーターを逆走し、その老婆のもとへ
チャーリー:「おばあちゃん、荷物もつよ。」
おばあちゃん:「(ちょっとビックリした様子で)エッ!」
3つある荷物のうち、重そうな荷物2つを片手で持った。重い!
チャーリー:「おばあちゃん、こんなに重い荷物もてるの?」
おばあちゃん:「今日はリュックを忘れてね...」
いや、無理でしょう。担げない絶対に。私は確信しました。
チャーリー:「おばあちゃん、どこまで帰るの?一人?」
おばあちゃん:「戸部までです。ハイヤーで帰るから。」
弱弱しい目としわくちゃな顔で私を見つめる...
もう私の心は、今出来る限りのことをしようと思った。
エスカレーターを二人で上りきり、近くの交差点で荷物をおろし、
私はタクシーを拾う。
平日の午後4時頃はタクシーもすくなく、空車も中々つかまらない。
おばあちゃん:「あなた、忙しいんでしょう?」と弱弱しい声でたずねた
チャーリー:「全然忙しくないです、うふふ」と笑ってみせた。
一台のタクシーがようやくこちらに向かってくれた。私はこのタクシーの
運転手さんが”心”あるひとで欲しいと願った。
タクシーのドアが開き、私は運転手さんを覗き込んだ。うん、大丈夫。優しそうな
人だ。
おばあちゃんを乗り込ませ、荷物を載せた。運転者さんも手を貸してくれた。
おばあちゃんは無言で何度も私に頭を下げた...
チャーリー:「運転手さん、おばあちゃんを宜しくお願いします。」
運転手さんはうなずき、私は二人を見送りました。
空をみあげると、真っ青の空。何だろう、今日小さなことだけど良い事をした。
きっと神様はどこかで見ててくれたに違いない。人の役に立てたのだも。
今の日本を支えてきてくれたご老人に感謝された。私の心は充実。
そして、昨晩の営業...
朝起きて思った。
きっと、あのおばあちゃんが感謝のお返しで、昨晩いっぱいお客様達を
お店に呼んでくれたんだと...
ありがとう、おばあちゃん...
「情けは人の為ならず...」
チャーリー
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