2017年3月9日木曜日
3月9日(木)毎日新聞...
おはようございます、船長のチャーリーです。
昨日3月8日、毎日新聞の朝刊11面(医療・福祉)に「蛤覚」の記事が載りました。
(電子版でも見られるみたいです)
テーマは「受動喫煙防止条例の神奈川」
先日、ふと一人で飲みに来店された山田記者。アポもなければ何もない。
多少狙いはあったのかも知れないが、軽く飲んだ後本人身分を証し、早速取材開始。
あれこれ話しているうち、山田記者から「どうしても実名が欲しい。」と懇願
された。
一瞬ふと...
40才そこそこで、ある企業の役員をおおせつかった時代、某大手新聞社の取材を
受け、苦い経験をしたことがよみがえった。
しかし、報道機関にとり、情報ソースの根拠は命だ...
売名行為ととる輩もいるだろう、されど山田記者を信頼しよう。
「なぁ~に、野毛の飲み屋のただのおっさんの話だ...」
心よく承諾した。
この話には「裏」があり、なぜ禁煙にしたか詳細にはかかれていない。
なぜ、チャーリーは自分の店を、全席禁煙にしたのかと...
修行時代の後半、麻布十番にある居酒屋でホールを担当していた頃、一組の
カップルが来店。にこやかなお二人を席に通し、メニューを渡す。
しばらくして、彼が「禁煙席はないのですか?」とカタコトの日本語
日系アメリカ人だった。「申し訳ありません。禁煙席はありません」
すると、彼は憮然とした表情でメニューを閉じ、残念そうに席を立った。
私は、申し訳ない気持ちと、悔しさで一杯。
まだ、彼らは何もこの店の料理や飲み物を頼んでいない、サービスも受けていない。
「分煙されていない」これでこの店が評価された、NG...
彼の残念そうな表情を忘れる事ができなかった。
以前私も喫煙していた時代があった。タバコのみの気持ちが全く分からないわけ
でもない。(私自身、母が亡くなった平成16年からタバコはやめた。)
しかし、もし自分が飲食店を出すときは「全席禁煙」と心に誓った。
そして「蛤覚」オープン
ノーゲスや一日お一人のお客様の日々が続く中、たまに週末もとなると、
5~6人のお客様連れが来店され「全席禁煙ですが、よろしいですか」と
入り口で声をかける。必ず”席”につかれる前に...
「エッ、禁煙なの。じゃぁ、いいや」と立ち去るようなこともしばしば...
経営は苦しく厳しいが、今思うと「信仰」に近いものがあったのか
決して「じゃあ今日は特別喫煙してもいいですよ」と言ったことはない
そんな事したら、今まで我慢して下さったお客様達を裏切ることになる。
そのうち、「禁煙席だから来ました!」というお客様が少しづつ
ご来店。喫煙なさるお客様も表通りまで行かれて一服するなどご協力
頂けている。本当にありがたい...
さぁ、今後世の中はこの問題でどうなっていくのか...
ひとつだけ確実なことは、蛤覚はこれからも「全席禁煙」ということ...
チャーリー
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