昨晩、常連SのN氏ご来店。
帰り際に、「マスター、髭のあった彼覚えてる。なくなったんだよこの間
70歳だったよ...じゃあまた来るね。」
「エッ、何。あっ、ありがとうございました...」
覚えてる。彼と初めて会った日が瞬時に頭の中をかけぬけた。
あの日は、某大手機械商社のOB会を2階でやってくださった。
皆さん海外勤務経験者ばかり。
その彼は、黒ぶちの眼鏡に口髭を蓄えてた。 もの静かな方で、
とてもダンディーな方でした。確かシカゴに勤務していたとの記憶。
「マスターも一緒に飲もうよ!」と皆様に誘われ、少しだけ皆様とご一緒
させて頂きました。
当時(1970年代頃~)の百選練磨の話に心奪われました。
エコノミック・アニマルと日本人が言われていた時代でしたね...
その時強く思ったのは、どうしてこのような海外経験豊かな人材を日本国は
もっと活用しないのかと...
まだまだ皆さん元気だし、それは昔のようにはいかないと思うけど、
もったいないと...そんな話をしたら皆さんに笑われた...
そんな宴の席が、懐かしく思いだされ...
そうか、天国へ行かれたんだ。もっとシカゴでの話聞かせてほしかったのに...
彼らが帰った後、隣でこのやり取りを静かに聞いていたM氏と二人で献杯。
ご冥福お祈り申し上げます。
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